腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「お疲れ様です。それでえっと…提案なんだけど、」

「ん?どうした?」

「この前はカラオケだったから、今回はカフェかファミレスでどうかなと思って。美咲くんはどっちがいい?」

美咲くんがカフェやファミレスが嫌なら、またカラオケでもいいし、それ以外の場所でも構わない。
私は美咲くんと一緒に居られればそれだけで充分だ。
ヲタクのお店で一緒に買い物をするのもそうだが、こうして何気ない会話や購入したもののお披露目をしたり、語り合ったりしている時間も私にとっては大切な時間だ。
要するに場所なんてあまり関係ないということだ。
話せる場所さえあればどこでもいいということである。

「そうだな…俺はカフェに行きたいかな」

美咲くんがカフェの方が良いというのは少し意外だった。
本当は男性だから居酒屋の方がいいのかもしれないが、さすがに昼間から飲むのは少し気が引けてしまう…。
それにこれはあくまで買い物の途中の休憩なので、ちょっと休憩するだけなのにお酒にお金を使うのは勿体なくも感じてしまう。
こういうところが良くないと思いつつも、ついヲタク脳で金銭感覚を考えてしまうのであった…。
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