腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「だ・か・ら、可愛いって言ったの……っ!」

私が?可愛い?冗談…じゃないよね?美咲くんはそんなことで冗談を言う人ではない。
どういう反応をしたらいいのか分からず、今度は私の顔が真っ赤になってしまった。

「ごめん。待った〜?」

絶妙なタイミングで綾香さんが登場し、美咲くんが舌打ちをした。

「…っち。綾香、後で覚悟しておけよ」

「え?私何かした?なんかごめん…」

どんな反応をしたらいいのか分からず、困っていたので、私は逆に綾香さんがあのタイミングで現れてくれて助かったと思った。

「綾香さん。今日は私にも声をかけて下さり、ありがとうございます」

「いえいえ。こちらこそ来てくれてありがとう」

ってきり、私には連絡なんてこないものだとばかり思っていた。
だって彼女は美咲くんのことが大好きだから、私なんて邪魔者でしかないはず…。

ここは遠慮しておくべきところだったのかな?これじゃまるで、人の恋路の邪魔をしているみたいだ。
だとしたら私、嫌な女だな。でも、三人で一緒に居るのが楽しいから、つい来てしまったのであった…。
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