腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「真さん。例の件なんですけど…」

「例の件ね。それに関しては任せて」

真さん……?!例の件………?!
真さんと呼ぶのも許せないが、例の件とやらが俺には引っかかった。

「ありがとうございます。助かります」

ダメだ…。もう俺、我慢の限界だ…。


「あの…そろそろいいですか?俺達、急いでるんで」

気がついたら咄嗟に動いていた。
そして、次の瞬間、驚いた表情をした茜とその男がいた。
そして、ニヤニヤした表情を浮かべた綾香も…。

「そっか。ごめんね。でも、もう少しだけ待ってほしい。渡したい物があるんだ」

渡したい物だと…?!誰に?そんなの茜ちゃんにだろう。
阻止したいところであったが、茜の気持ちを考えるとこれ以上は無理だと感じた。

「もう。焦らさらないで早く渡してくださいよ。真さん、そういうとこ先輩に似てますよね」

「そんなに美幸(みゆき)と似てるかな?自分ではよく分からないや…。
とりあえず、はいこれ。まずは茜ちゃんの分ね…」

頬を染めながら、男は茜に紙袋を手渡した。
そして、そのまま俺の方に近づいてきた。
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