腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
うーん…。これは難しい質問だ。
はっきり答えて欲しいから、わざわざ聞いてきているのだと思う。
しかし、先程やらかした私が思ったことを素直に言っていいのかと考えてしまう。
美咲は私ぐらいにしか相談できないし、私がはっきり言ってくれるから、相談してきてくれているのだと思う。
いつもならすぐに望む答えを出すのだが、今日はなんだかそんな気分になれなかった。

「おい。変に遠慮するとか、お前らしくないだろ」

あんたのせいでこんなんに悩んでるんだけど。
もういいや。こうなったらはっきり答えてやろう。

「本当にいいんだね?傷ついても知らんよ」

「うん。大丈夫。ってか、傷つく前提なのかよ」

あんた今、この状況を理解してます?
今のままだと絶望的なんですけど…。

「茜は美咲のこと、性別上という点においては、男性という目でちゃんと見ているわよ。
でも、恋愛としてってなると、正直、微妙なところね」

思わず言ってしまった。絶対に心がズタズタにやられたと思う。
私、知らないからね?!責任取れないし。あとはあんたが自己処理してよね。

「あー…なんとなくそう感じてた」

意外と現実が見えているみたいだ。
よかった…。想像よりは落ち着いていて。

「…今のところはね。恋愛としてというより、今の関係性に居心地の良さみたいなのを感じているのは間違いないわよ」

や、やばい。これはさすがに言い過ぎたかもしれない。
どうして、わざわざ傷口に塩を塗るようなことをしてしまったのだろうか。後悔してももう遅いのであった…。
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