腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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突然、美咲くんから届いた連絡により、久しぶりに三人で集まることになった。
そもそも送られてきた内容はこうだ。
《美咲:お久しぶりです。突然、SNSのアカウントを消してすみません。
アカウントを新しく作り直そうと思って一旦、アカウントを消しました。
やっと新しいアカウントを作成することができたので、ご連絡させて頂きました。
新アカウントはこちら…(〇※△×◆……)。
あと、もし二人さえよければ、久しぶりに三人で集まって、飲まないか?》
……という流れになり、急遽、三人で集まって飲むことになった。
もちろん、新しいアカウントはフォローした。大切な友達だから。
でも、会えなかった時間が長かった分、気まずさもある。なんとなくだけど、顔が合わせづらい。
だって、ずっと待ちぼうけを食らっていたんだ。
せめてアカウントを消した理由くらい、すぐ教えてくれてもよかったのに…。
って、なんで私、こんなにイライラしているのだろうか。
久しぶりに友達に会えるのだから、嬉しいはずなのに…。
どこか落ち着かない自分がいて、そんな自分に自分で驚いた。
そして、私はそんな自分の感情に一旦、蓋をし、なかったことにした。
そして、そうこうしているうちに、なんだかんだ月日が流れ、飲み会当日がやってきた。
社会人になると不思議なもので、一週間があっという間に感じてしまう。
特に休みの日なんてもっと短く感じてしまうものだ。
こんな話は今はどうでもいい。久しぶりに二人に会うのだから、思いっきり飲むぞ。
あの日感じた胸のモヤモヤは、すぐになくなった。
一体、あれは何だったのだろうか。正体がよく分からないまま、私は考えることを放棄した。