腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「それなら大丈夫よ。最大四人まで応募可能だから」

さすが綾香。既に下調べ済みであった。
どうやら、こちらが気を回しすぎたみたいだ。余計なことをしてしまったと反省した。

「それなら大丈夫そうだね。今から楽しみだな」

この面子でまたイベントに参加できることが、とても嬉しかった。
だから、神様。どうか私達にチケ運を下さい。席はどこでもいいので、三人でイベントに参加させてくださいと心の中で強く祈った。

「そうだな。今から楽しみだ」

「その前にチケットが当たるかどうかだけどね…。
まぁ、でも楽しみね。絶対に当ててみせるわ」

それが一番の難関である。なんとなくだが、この三人ならそれも難なく乗り越えられそうな気がした。


           *


そして、楽しい飲み会はあっという間に時間が過ぎていき、お開きの時間となってしまった。
というのも、私と綾香は都内在住ということもり、時間を気にせず過ごせるのだが、神奈川県在住の美咲くんはそうはいかない。

神奈川まで帰るための電車の時間が決まっているからである。
私か綾香のどちらかの家に泊めてあげればいいのだが、異性ともなるとお互いに警戒してしまう。
いくら心を開いているとはいえども、性別の壁は多少あるのであった。
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