腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「それじゃ、俺はここで…」

「うん。またね」

「私達は今から二人だけで二次会をやるけど、あんたは気をつけて帰りなさいね」

綾香と私はまだ飲み足りないという話になり、二人だけで二次会を開催することになった。
美咲くんには申し訳ないが、そういうことになったのである。

「一人寂しく帰る人間に言う捨て台詞か?!」

「ふふ。羨ましいでしょ?あんたは指でも咥えて悔しがってなさい」

綾香は美咲くんをからかって楽しんでいた。
それを悔しそうにしている美咲くんが、なんだか可哀想というよりは可愛く思えた。

「畜生…。俺だって東京に住みたいのに…」

「はいはい。あんたが悔しいことはもう充分に伝わったので、電車に乗り遅れないように気をつけた方がいいわよ」

「…分かった。もうそろそろ行くわ」

「それじゃ、またね」

「…うん。また」

美咲くんは改札口を通り、駅のホームへと消えて行った。
私はというと、綾香と二人でこの後どうするかまだ決めていなかったので、話し合うことにした。

「ねぇ、茜。家に来ない?」

綾香のお家に誘われた。これは…行くに決まってる。
だって綾香の家だよ?!きっとオシャレな部屋に間違いない。

「うん。行きたい。綾香ん家へ行こう」

「その前にお酒ないから、コンビニでお酒を買ってもいい?」

「うん。いいよ。たくさん買ってこうよ」

「いいわね。買ってきましょ。
それと茜、今日は泊まっててもいいからね」

正直、そう言ってもらえてとても有難い。
ここは遠慮なく、お言葉に甘えさせてもらうことにしよう。

「じゃ、泊まらせてもらうね。よろしくお願いします」

「はい。こちらこそ」
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