腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
これでもし、拒否されたら辛いな。
茜のことだから、綾香も傍に居るし、綾香のことを誘いそうだ。
そして、綾香が察して断るところまで想像できるのだが、綾香が行かないなら私も…という可能性も大いにある。
そもそも二人で遊ぼうと個人LINEで誘っているのにも関わらず、綾香を誘うなんてこと、しないと信じたいが…。
あまりにも鈍感な茜に不安が募り、どんどん気持ちがマイナスな方向へ沈んでいく。

このままじゃ暗くなってしまうため、一旦忘れることにした。
返事がくるまで大人しく待っていよう。これで断られたら、また違う時に誘ってみて、それでもダメだったらもう茜のことを諦めるということで…。
茜からの返事を待っている間、気持ちを上げるためにアイスマをプレイしながら待つことにした…。


           *


そう。まさかの…。

「あのさ、美咲くんから遊びに行かない?ってLINEが着たんだけど、綾香も一緒に行く?」

どうせなら、いつも通り三人で遊びたい。
なのに、美咲くんはわざわざ私だけにメッセージを送ってきた。
一体、どういう意味なのだろうか。グループLINEに送った方が早いというのに…。

「ごめん。私は遠慮しておくわ。最近、忙しくて彼氏とあんまりデートできてなくて。
ようやく彼氏とデートできそうな感じになったから、今回は彼優先ということで…」

それはやむを得ない事情という奴だ。
そんな中、時間を見つけて私達とも会ってくれたのだから、寧ろ有難いくらいだ。
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