腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
玄関で騒いでも、他の方に迷惑なので、確かに家の中に入った方がいい。
なので、私は綾香ん家の中へ入ることにした。そして、少し気持ちを落ち着かせることにした。

「うん。ありがとう。お邪魔します……」

綾香ん家の中へ入ると、とても良い匂いがした。アロマでも焚いているのかな?そんな匂いがした。

「アロマを焚いてるんだけど、匂い大丈夫?」

本当にアロマを焚いていたみたいだ。さすが女子力が高い綾香…。

「大丈夫だよ。とても良い匂いで、落ち着きます」

「それならよかった。アロマってリラックス効果もあるみたいだから、今の茜にぴったりだなって思ったの。あと、私も仕事の疲れを癒すためにもね」

綾香の気遣い力がすごい。今日一日働いてきて疲れているというのに、私が困っているから話を聞いてくれるなんて、どれだけ綾香は優しいんだ。
私の周りは優しい人達ばかりだ。私はその優しさに甘えてばかりいて、何も恩返しできていない。今はまだ難しいけど、いつかその人達に恩返しができるようになりたいと思った。

「それで、何があったの?」

部屋の中にあるソファーに座った途端、綾香がいきなり核心に触れてきた。
私はまだ上手く心の準備ができていなかったけど、今日あった出来事を綾香に全て話してみることにした。

「実は今日、……」
< 320 / 400 >

この作品をシェア

pagetop