腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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『ごめん。先に帰るね…』
…とだけ言い残し、まさか本当に帰るとは思わなかった。
ついに茜に自分の想いを告白した。勇気を振り絞って告白したが、呆気なく玉砕した。
まだ答えを聞いていないので、本当のところは分からないが、帰ったということはそういうことなのであろう。
あまりネガティブな方向に考えたくはないが、考えずにはいられなかった。告白してその場ですぐに答えがもらえるなんて思っていなかったが、一人置き去りにされるのは予想外だった。
茜は恋愛に対してあまり免疫がないので、そういう雰囲気になると逃げてしまうのかもしれない。だからこそ、このままでは何も変わらないと思い、告白した。
少しは前進できたわけだし、これで良かったのかもしれないと、自分にそう言い聞かせることにした。
それに何となく最初からこうなることはある程度、覚悟していた。さすがに逃げることまでは予測できなかったが、告白した後、茜が意識し過ぎて気まずくなることまでは見越していた。
実際は気まずくなる以上の自体が発生してしまったため、今のままではもう二度と茜に会えない可能性の方が高いわけだが…。
ここまで気持ちが落ち着いているのも、綾香にアフターケアを任せるという約束を事前に交わしたからかもしれない。
とりあえず、今は後先のことなんて考えるのを止めて、一人虚しくお家へ帰宅することにした。