腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「いよいよだな…」

「どうしよう。急に緊張してきた…」

「その気持ちよく分かるわ。でも、緊張するのも勿体ないわ。一気に攻めるわよ」

「綾香の言う通りだな。よし。気持ち切り替えて、一気に攻めるぞ!」

なんてことを話していたら、列の動きが大きくなり、思ったよりも進むことができた。
談笑している時間さえもなく、気がついたら会場に入場していた。

「それじゃ、私はここで。二人は一緒に行動するんだっけ?」

「そうだよ。でも途中までだけどね…。
あっ、そうだ。綾香、用事が済んだら連絡して。例の物を渡したいから」

例の物とは、真さんからのアイスマグッズの受け渡しである。
もちろん、お金はちゃんと支払うことになっている。

「了解。待ち合わせ場所は?」

「幸子先生のサークルに集合ってことで、話がついてるから、そこまで来てもらえると助かる」

「それじゃ、諸々用事が済んだら、連絡してそっちへ向かうね」

来る前に連絡してもらえるのは有難い。それぞれ別行動するので、お互いの行動が少しでも分かる方が、お互いに行動しやすくなる。

「分かった。私達もそれぞれ別行動の用が済んだら直接、幸子先生のサークルへ向かうことにするね」
< 382 / 590 >

この作品をシェア

pagetop