腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
突然、私の悪口大会が始まった。もう…。二人して私をからかうのを楽しんじゃって…。

「でも、そんなところが可愛いのよね。ね?美咲くん」

どうやら、先輩はとっくに美咲くんの気持ちに気づいていたみたいだ。
もしかして、美咲くんの気持ちに気づいていなかったのって、私だけなの?
間抜けな自分に気づき、一気に気恥しさが込み上げてきた。

「…え?あの、ぶっ込みすぎです…」

「あら。ごめんね。…あれ?二人ってもしかして…」

「「まだ違います!!」」

「へぇ…。そうなの。ハモるなんて、息ぴったりで仲良しだね」

絶対、先輩は私達で遊んでる。畜生…。真さんが来たら、私も先輩のことを弄ってやる…。

そんな中、このタイミングで再び携帯が鳴った。
どうやら、今度は綾香から連絡が着たみたいだ…。

《綾香:ごめん。遅くなった。今から向かいます》

もうすく綾香がこちらへやって来るみたいだ。綾香と先輩が会うのは今回が初めましてになる…。

「先輩、もうすぐもう一人のお友達の綾香もやって来ます…」

「そうなのね。分かったわ。準備してくる…」

先輩はそう言い残して、準備をしに行ってしまった。
突然、私と美咲くんの二人っきりになってしまい、お互いに変な空気が流れた。
だってさっき先輩にからかわれたせいだ。全く。先輩のせいで、こんな気まずい空気になってしまったので、後で先輩に責任を取ってもらうことにしよう。
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