腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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夕方の十八時に待ち合わせすることになった。
軽く食事を摂ってから、神社へ向かうことになっている…。
待ち合わせ場所へ向かうと、やっぱり美咲くんの方が先に着いていた。
「美咲くん、お待たせ。いつも早いね…」
「そりゃまぁ、好きな女性を待たせるわけにはいかないので」
こういう紳士的なところが、美咲くんの魅力であり、私が美咲くんを異性として良いなと思う部分でもあった。
もちろん、それ以外にもたくさん素敵なところがある。
美咲くんの良いところを話し出したらキリがないので、この辺にしておこうと思う。
「それはどうもありがとう。待ってもらってばかりいて申し訳ない気持ちもあるけど、それよりも待ち合わせ場所で一人で待っているより、誰かが先に居てくれる嬉しさの方が大きいから、こうして先に待っていてくれているのはとても心強いです」
「それじゃ、これからも俺が先に待ち合わせ場所に来ないとだな。そしたら、茜に寂しい思いさせずに済むからな」
そう言ってもらえるのは、大変光栄なことであるが、美咲くんに負担をかけていないか心配だ。
これからも無理をせずに、待ち合わせ場所に来てほしいと思った。
「ありがとう。でも、無理はしないでね」
「無理なんてしないさ。そしたら、茜が心配するだろう?
そこまでして俺は、茜に格好つけたくはない。
でも、やれることは全てやる。俺のこと、好きになってほしいから」