腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「さ、寒いからね。くっついた方が温め合えるもんね」

「それもそうだけど。好きな子とこんな至近距離でくっつけて嬉しい気持ちの方が強いかな」

そんなの分かってる。敢えて的外れなことを言ったのに。空気を変えるために…。

「そ、それはどうも…。あ!そういえば甘酒!」

「そういえばそうだったな。まずは甘酒探しに行きますか」

こうして、無理矢理流れを変え、甘酒を探すことになった。
大晦日ということもあり、甘酒はすぐに見つけられた。
時期も時期ということもあり、たくさんの人が甘酒を求めて、列に並んでいた。

「すげー人気だな。甘酒といえば、この時期ってイメージだもんな」

まさかここまで人気とは思わなかった。時期的な影響も大きいとは思うが、それにしてもこの列は本当に想像を遥かに超えていた。

「そうだね。美味しいけど、なかなか普段飲まないかも」

「甘酒ってお肌に良いらしいけど、やっぱりイメージ的にはこの時期って感じするもんな」

美肌効果についてちゃんと知っている美咲くん、女子力高いな…なんて感心させられた。
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