腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「何だか茜らしいお願いだな。俺もこのまま来年も楽しくヲタ活できたらいいなって思う」

この先、関係が変わることになったとしても、今までと何ら変わらずに、自分達のペースでヲタ活できたらいいなと思った。

「でも、俺的には茜が俺の彼女になってほしいから、それもお願いしておこうかな…」

美咲くんはさり気なく爆弾発言をした。それが多大なる影響を与えるとは知らずに…。

「あ…!お願い事って話しちゃうと、叶わないんだった。今のは忘れて…」

と言われても、忘れられるわけもなく。頭の中でずっと繰り返し再生されていた。

「…言霊って言葉もあるから、言葉にすることによって、想いが宿って、叶うかもしれないよ…?」

どちらも神秘的すぎるお話なため、真実味に欠けている。
それでも、こういった迷信に少しでも頼りたくなってしまう。
嘘でもいい。大事なのはお願い事が叶うことなのだから。

「それじゃ、来たる時が来たら、俺の彼女になってくれると信じて、神様にお願いしてみようかな…」

ぽつりと聞こえないくらいの声のボリュームで、美咲くんはそう言った。
声だけでも少し嬉しそうな様子が感じ取れた。

「そろそろ私達の番だよ。何だかんだ早かったね…」

やっぱり、いざ列に並ぶのが終わるのかと思うと、少し寂しく思うのであった。

「そうだな。よし、お参りするか」
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