腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「私も買いそびれた作品がないか、確認しようかな。
ついでに、掘り出し物もありそうだから、探してみるのもアリだし」

「俺もそうしようかな。早速、探しますか」

あれ?本来の目的を見失っているような…。
まぁ、いっか。私達は目的を忘れて、ひたすらお宝探しに勤しむのであった。


           *


「思ったよりもお宝が見つかって、たくさん買っちまったよ」

「私も。SNSで話題の作品や、電子で人気ナンバーワンっていう謳い文句を見ちゃうとつい、買っちゃうんだよね」

「すげー分かる。そういうのに弱いのよ、ヲタクは」

「自分が知らない作品があるのが嫌というか、そういう作品を見つけちゃうと、一作品でも多く自分が知っておきたいって思っちゃうよね」

「そう!それ!知らない作品があってはならぬって感じになるんだよな」

「うん、うん。私もそう思っちゃうタチだからさ、つい掘り出し物を見つけると、買いすぎちゃうんだよね」

「それな。…あれ?でも、何しにここへ来たんだっけ?」

「あ…忘れてた。まぁ、いっか。思いもよらぬお宝をゲットできたわけだし」

「そうだな。また一緒に探しに来よっか」

「だね。また一緒に来よう」

目的を見失ってしまったが、お互いに思いもよらぬお宝をゲットできたということで、良い買い物ができたのではないかと思う。
< 490 / 575 >

この作品をシェア

pagetop