腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「俺は絵のことはよく分からないけど、仕事でミスした時とか、なかなか気持ちが切り替えられなくて。引き摺ることもある。
そういう時は、ぱっーと息抜きしたいし、嫌なことを忘れたいなって思う。
大抵のことは、遊んでいるうちに、どうでもよくなってるんだけどな。
あと、俺も茜の描く絵が好きだよ。俺も支えたいし、力になれることがあれば、力になりたい。これからもずっと…」

誰しも仕事でミスすることはあるし、なかなか上手く気持ちが切り替えられないこともある。
息抜きしているうちに、いつの間にかどうでもよくなって、前を向けるようになっている時もある。
私は二人に会って良かったなと思った。二人から勇気と元気をもらったから。
このエネルギーを糧に、帰ったら思いっきり続きを描こうと思う。

「二人共、ありがとう。大好きな二人から、自分の描く絵を好きだと言ってもらえて、すごく勇気をもらったよ。帰ったら早速、続きが描けそうです」

「よかった。描き終えたら、連絡頂戴ね」

「脱稿したら、気晴らしに飲み会でもしようぜ」

「それナイスアイディア。そろそろ飲み会したいって思ってたから、茜さえよければやろうよ」

もちろん、私の答えは既に決まっていた。
< 499 / 595 >

この作品をシェア

pagetop