腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
寂しかったのは、好きって気持ちだけじゃなく、一緒に居るのが当たり前になっていたのもあるのかもしれない。
当たり前はずっとあるようで、ずっとない。失ってきたものも大人になってあるし、その分得たものもある。
これから先、三人で一緒に居ることに変わりない。
だからこそ、この寂しいって気持ちのまま終わらせるのではなく、楽しみに変換しようと思った。

《美咲:俺もさっきはごめん。俺もつい、綾香が相手だとそうなっちまう。
綾香の言う通り、当たり前になってたものが、急になくなっちゃうような気がして、寂しかったのかもしれない。俺も応援するし、茜の本を楽しみに頑張るわ》

友達の大切さを改めて実感させられた。
俺は気持ちを切り替えて、ゴールデンウィークを楽しみにすることにした。


          *


そして、なんだかんだゴールデンウィークを迎えた。
今日は茜のブースに遊びに行く当日。いざ当日を迎えた途端、急に緊張感が込み上げてきた。
やべー。どうしよう。あれから一回も茜に会っていない。

脱稿したら飲み会をしようなんて話していたが、茜にそんな余裕あるわけなかった。
きっと打ち上げも幸子先生とやるに違いない。そもそも、打ち上げに誘われていないが…。
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