腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「…このコンビニ、穴場かもしれない。一番くじもまだ殆ど残ってる!」

まさか近場のコンビニが穴場だったなんて、知らなかった。
これからはこのコンビニを贔屓にさせてもらおう。

「確かに。よし。今日からここを我々の秘密の場所(シークレットスポット)とする」

私の発言を聞いた途端、美咲くんが吹き出した。
私はそんなツボに入るほど面白い発言をしたという自覚はない。
なので、美咲くんが吹き出したことに疑問を解決抱いた。

「そんな面白い?変だった?」

「いや、茜らしくて、俺は好きだよ」

絶対にバカにされている。それだけは分かった。
でも、不服に思わなかった。相手が美咲くんだからかもしれない。笑われたことを不快に感じなかったのは。

「それに茜と同じ気持ちだし。今日から俺らの秘密の場所(シークレットスポット)ってことにしよう」

改めて自分の発言を繰り返されると、途端に恥ずかしさが込み上げてきた。
穴があったら入りたい。もうこんな厨二っぽい発言は控えようと心に決めた。

「う、うん。そうしよう!」

テンションで誤魔化した。今すぐにでもこの話題をなかったことにするために。

「あとは適当にご飯系や飲み物も買って…」

美咲くんが私が手に持っていたウエハースを取り、カゴに入れてくれた。
あまりにもさり気ない行動に、咄嗟に反応できなかった。
私は慌てて取り返そうとした。自分の分は自分で払うと思っていたから。
でも、これは美咲くんの優しさだ。無下にするのは違うと思い、黙って奢ってもらうことにした。
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