腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
美咲くんは顔を赤らめながら、冷静に諭してくれた。
それと同時に、彼女としてそんなことも察しられず、言わせてしまったことに罪悪感を感じた。

「ごめんね。察しられなくて。確かに今は困ります…」

「いいよ。でも、男として、次までに用意しておくから」

次までに用意しておくって…。まだまだ先だと思っていた甘い展開が、案外すぐなのかもしれないと思った。

「うん、分かった。そうしてくれると助かります」

私が買うのは恥ずかしいから無理だし、美咲くんが自分で用意しておくと言っているので、そこは甘えるのか得策だ。

「分かったって言ってくれるのは嬉しいんだけど、これって勝手にオッケーってことで解釈しちゃうような期待のさせ方だし、完全に煽られてるようにしか思えないんだけど」

美咲くんはボソッとぼやき始めた。
どうやら、また安易な発言をしてしまったみたいだ。
そう捉えられても構わないが、煽ってるつもりはなかった。
でも、そういう展開は期待しいるので、結果として煽ってることに変わりないのかもしれない。
< 611 / 645 >

この作品をシェア

pagetop