腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「これで準備万端だな」

「だね。あとは列が進むのを待つのみ」

そこから数十分待ち、会場内に入ることができた。
会場内に入ることができたという嬉しさのあまり、テンションがハイになっていた。

「やばいね。ってか、会場広……」

「広いね。席に辿り着けるか不安」

席の番号を確認し、自分達の席へと向かった。
ちなみに私達は今回、一階席の正面だ。
前回みたいに、早々アリーナ席なんて当選しない。
二階席ではなく、一階席であっただけでも運が良かった方だと思う。

「なんとか席に辿り着いたな」

「だね。一安心」

荷物をまとめた。スマホの電源は入場する前に、予め切っておいたので大丈夫だ。
となると、あとはペンライトを出すだけだ。リングライトも忘れずに…。
ペンライトを出す前に、先にリングライトを指に嵌めた。
そして、その後にペンライトを鞄の中から取り出した。

「お!仕上がってるね!」

私の指を見て、美咲くんはそう言った。
そういう美咲くんも、指にリングライトを嵌めている。

「美咲くんも仕上がってるね」

「まぁな。思いっきり楽しむ気満々なんで」

それは私も同じだ。私達に限らず、会場内にいる全員がそうだ。
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