腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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スタートして数時間後…。既に人の多さに疲弊していた。
前回、先輩と参加した時に、思ったよりも人の多さに驚いたが、今回はその時の倍の人数で。正直驚きを隠せていない。
このままの勢いなら、思ったよりも早く完売しそうだ。こうして、自分のブースに足を運んでもらえるだけで、本当に嬉しい。
「あの…、秋希さんですか?」
秋希とは、私がSNSで使用しているペンネームだ。
主に創作活動で使用している名前で。ヲタ活としては、普通に本名の茜を使用している。
「はい。そうです」
「お会いできて光栄です。いつもSNS拝見させて頂いてます。
新刊を楽しみに、コミケに参加しました。あと既刊も。まだ残ってますか?」
「残ってますよ。どちらも一部ずつで大丈夫ですか?」
「はい!一部ずつでお願いします」
一部ずつ手渡しし、お金をもらった。
その瞬間、とても嬉しそうな顔をされた。
「頑張ってください。応援してます!」
一言告げて、その方は去ってしまった。
次々と人が入れ替わり、一言コメントを残していく方もいれば、何も言わずに買っていくだけの方もいる。
私もどちらかといえば、何も言わずに買っていくだけの人なので、大半の人はそうなのであろう。
でも、同人活動を始めて、こうやって何か一言伝えてくれる人がいることの有難みを感じた。
もし、自分も伝える機会があったら、伝えてみようと思った。