腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「茜、まだ新刊残ってる?」

どうやら、美咲くん側の売り場が、新刊の在庫がなくなったようだ。
確か新刊は、まだ後ろにあったはず。

「後ろにあると思うよ」

「分かった。すぐに探してくる」

探しに行って、すぐに見つかったみたいだ。
あとどのくらい残っているのか、気になった。

「美咲くん、あとどのくらい残ってた?」

「ダンボール二つ分だったよ」

…ってことは、新刊の売れ行きは好調みたいだ。
既刊も売れているので、なんとか今日中に完売できるといいなと思った。


           *


一番忙しかった時間は過ぎていき、落ち着き始めていた。
そのタイミングを狙って、綾香が遊びに来てくれた。

「茜、美咲、久しぶり。これお土産」

綾香が代行してくれた。それを早速、渡してくれた。
そして、隣には美人の方が。どうやら、この美人さんが、綾香の職場の先輩みたいだ。

「久しぶり。お土産ありがとう。
もしかして、隣にいる方が…?」

「紹介するね。私の職場の先輩の…」

「初めまして。望月 美沙です」

「初めまして。茜です。今日はお会いできて嬉しいです」
< 640 / 950 >

この作品をシェア

pagetop