腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
なんて話していた矢先に、店員さんが話す準備をし始めた。
その影響で周りもザワザワし始めてきた。いよいよヲタクの本領発揮開始のゴングが鳴り始めようとしている。

「本日は当店へお越し頂き、誠にありがとうございます。
皆様、ご注文はもうお決まりでしょうか?既にもうお決まりのお客様は、お近くの店員へオーダー表をお渡し下さい。
それでは、今からグッズ購入についてのご説明を致します」

それから、店員さんがまた丁寧に分かりやすく説明をしてくれた。
グッズ購入に関しては、時間になると座席毎に番号が呼ばれ、購入する形となっている。
再購入は全ての座席が購入し終えた後に可能となる。
ちなみに座席が呼ばれる順番は、先程の整理券番号順に呼ばれるとのこと。
私達は比較的早い順番で呼ばれたため、グッズ購入も早く購入することができそうだ。

「説明は以上となります。分からないことがあればその都度、お近くの店員に質問して頂いても構いません。
それでは、どうぞごゆっくりお過ごし下さい」

ようやく説明が終わり、場の雰囲気が一転し始めた。
そう。今から戦争が始まる。その名もグッズ争奪戦という戦争が…。
戦闘開始と共に皆の目が一気にギラギラし始めた。
いつもの私なら皆と同じようにギラギラした目をしていたかもしれないが、今日に限っては付き添いということもあり、どこか落ち着いていた。
一方、美咲くんはというと、どこか落ち着かない表情をしていた。
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