腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
…ということは、先輩には直接会っていないみたいだ。
それを見越して、先輩は私にお願いしてきたのかもしれない。

「そっか。それじゃ、私から先輩に伝えておくね」

「ありがとう。よろしくお願いします」

「大阪旅行、楽しんできてね」

「うん。楽しんでくる。お土産、楽しみにしてて」

「分かった。楽しみに待ってる」

当たり前だが、いつまでも続くわけじゃない。いつかそれぞれの道を歩む時がくる。
寂しいけど、いつまでもずっと一緒には居られない。友達の幸せを素直に喜ぶことが、本当の友情だ。

「それじゃ、そろそろ…。幸子先生にはよろしくお伝えしておいて」

「はーい。任せて」

綾香は美沙先輩を連れて、その場から去った。
私は少しでも綾香と話せて嬉しかったが、寂しく思う自分もいた。

「どうだった?」

「それがね、綾香は美沙先輩と大阪に旅行に行くんだって」

「マジか。アイツ気合い入ってんな」

「どういうこと?」

「この時期に大阪ってことはさ、きっと向こうのイベントにも参加するってことだろう」

そういうことか。お土産ってそういう意味だったのか。
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