腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「冗談だよ。一人で入ってくるから、安心して」

心から安心した。まだ私には刺激が強すぎた。
しかし、安心したのも束の間。すぐに美咲くんが新しい悪戯を思いついたみたいだ。

「茜さえよければ、俺はいつでもウエルカムだからね」

耳打ちでそっと伝えられた。一気に顔中の熱が上昇し、真っ赤になった。

「今回は一人で入るけどね。それじゃ、お先に…」

…とだけ告げて、美咲くんはお風呂場へと消えた。
なんであんなに余裕なの?一回、身体を重ねたから?!
男の人って、皆そうなのかな?私には理解できなかった。
それと同時に、あの余裕がほしいなと思った。
その頃、本当は裏で彼氏がドキドキしていたことを、私は知らない。


           *


それぞれでお風呂に入り、その後、夕食が運ばれてきたので、夕食を食べる流れになった。

「さすが旅館。ご飯が豪華だな」

料理も良いものが食べたいと思い、コース料理を事前に予約しておいた。
これは夏コミを頑張った、自分達へのご褒美だ。

「美味しいものが食べたいなと思って。
あと、和食なので、日本酒も良いやつを注文しておきました」

「やった!冷酒ですか?」

「冷酒です」

「よし!飲むぞ!」

お互いに飲兵衛(のんべえ)なので、今日はたくさん飲むことになりそうだ。

「とりあえず、乾杯しよっか」

「だな。それじゃ、かんぱーい」
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