腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「綾香に感謝しないとね。代行してもらったし」

「そうだな。感謝しないとな」

「そういえば、綾香の職場の先輩、綺麗だったね」

「そうだな。綺麗だったな」

「看護師って、綺麗な人が多いのかもね」

「さぁ?果たして、綾香はどうだろうか?」

「綾香は可愛いよ。美咲くん的には違うの?」

「癪だから、本人の前では認めたくないが、茜に免じて、そういうことにしておいてあげよう」

相変わらずな二人だが、私はこの二人の絶妙な距離感が好きだ。思わず、笑みが零れてしまった。

「何笑ってるんだよ」

「別に。今、凄く楽しいなと思っただけ」

美咲くんは不服そうな顔をしていた。
そんな顔も愛しいなと思った。

「さて、読書タイムにしましょうか」

「おう。そうしよう」

こうして、読書タイムに突入した。それぞれ黙々と本に集中した。
不思議と意識がちゃんと本に向いており、今回は変な方向に意識することはなさそうだ。
今日はそれどころじゃないというのが本音だ。それでいい。こういう時間も私達には必要だから。
そして、私達は2時間程、読書に集中したのであった…。
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