腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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「ふぅ…。読んだ」
「俺もすげー読んだ」
寧ろ読みすぎて、目が疲れてしまった。
ここいらで一旦、休憩するのもアリだ。
「疲れたから、一旦、休憩にしよっか」
「だな。休憩にしよう」
テーブルの上に置いてあるお茶を入れて、飲むことにした。
ちなみに温かいお茶だ。夏だが、疲れた身体には温かいお茶が染みた。
「お茶、美味しいね」
「美味しいな。温かいお茶って、心も温まるな」
「そうだね。心も温まるね」
ふと目が合い、暫くの間、見つめ合った。
すると、自然に笑みが零れ始め、二人で優しく微笑み合った。
今、二人の間に、とても穏やかな時間が流れ始めていた。
「どうする?このまま休憩を続ける?それとも、また読書タイムに戻る?」
もう読書はどうでもよかった。今は恋人との甘い時間を優先したいと思った。
「もう読書はいいかな。美咲くんは?」
「俺ももういいかな。後は自宅に帰ってから、読むことにする」
「そっか。私もそうする」
いざ甘い雰囲気になると、まだぎこちなくて。
でも、この時間が好きで。こんなふうに過ごす時間は、もしかしたらアイスマライブ以来かもしれない。