腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「茜、見て。アイスマのガチャがたくさんあるよ」

美咲くんの視線の先を辿ってみたら、本当にアイスマの筐体(きょうたい)が何個かあった。
これは回すしかない。推しが出るまでずっと…。

「美咲くん。とりあえず、推しが出るまで回そう」

「相変わらず、茜は茜だな。よし!そうしよう」

私達はそれぞれ推しは違うが、グループは一緒だ。もれなくガチャの筐体も一緒で。
これは私達が引くだけで、中身が全部なくなりそうだ。

「俺から回すわ」

まずは美咲くんから。私は黙って横から眺めていた。
人のことだが、異様な緊張感が走っていた…。

「中身、確認するわ」

蓋をパカッと開け、中身を取り出した。
ちなみに、ガチャの中身はミニフィギュアだ。
果たして、中身は何なのか気になる…。

「推しじゃなかったわ。次、茜回す?」

推しが出ない辛さに、私のメンタルも少し抉られた。
この雰囲気のまま、いつまでも引き摺るわけにはいかないので、次は私が引くことにした。

「それじゃ、お言葉に甘えて。次は私が引かせてもらうね」

小銭を入れて、レバーを回した。
すぐに穴から落ちてきて、それを手に取り、カプセルの蓋を開けた。
そして、中身を取り出し、確認した。
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