腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


お昼時ということもあり、ついでに一緒に昼食も食べることになった。
私は唐揚げ定食。美咲くんは炒飯と餃子。

「早速、食べながら開封していこう」

「うん!そうしよう。それじゃ、私から…」

私がまず、鞄の中から取り出したカプセルは、最近流行りのくまちゃんのスマホに使えるアクセサリーだ。
どれが当たっても良いなと思ったので、これならお得と思い、これを選び、回した。

「私は可愛いなと思って、くまのやつにしました」

「おう!いいな。俺も回せばよかったな…」

男性にもくまのやつの可愛さは、伝わっているみたいだ。さすがくまだ…。

「それじゃ、開けてみるね」

カプセルから出てきたのは、オーソドックスなくまだった。

「意外と普通のやつがきたな」

「だね。可愛いから、どれがきても嬉しい」

「確かに。あとで俺も追加で回そうかな」

本当に後で回しそうだなと思った。

「よし!次は俺だな。俺はこれだ…」

美咲くんが出したのは、動物がモチーフのパンシリーズだ。
動物×パンなんて、絶対に可愛いに決まってる。

「パンと動物って、可愛さが渋滞してるよね」

「その可愛さにやられてしまって、気がついたら回してました」

時に可愛さは重罪だ。こうやって、人を簡単に狂わすのだから。

「それじゃ、中身を出すな。
…お!柴犬とアンパンだ」

うるうるした瞳で、丸々としたフォルム。
これは想像以上に可愛い。

「やばい。めちゃくちゃ可愛い。私も追加でこのガチャ回す」

「あとでガチャの所にまた行くか。
それにしても、久しぶりにアニメ系以外のガチャガチャ回したけど、楽しいし、クオリティが高いな」
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