腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


「いくつか条件に合う物件がございますので、ご紹介しますね」

条件に合う物件が、そんなにあるとは思ってもみなかった。

「本当ですか?見せてもらってもいいですか?」

「いいですよ。少々お待ちください」

そう言って、いくつか物件を見せるために、準備してくれた。

「お待たせ致しました。お客様に合う条件の物件は、こちらとこちらと……こちらになります」

タブレットで物件を見せてもらった。その中でいくつか気になる物件があり、それを伝えてみた。
すると、担当の方から、「実際に足を運んでみますか?」と提案された。
美咲くんと目を合わせて、お互いに気持ちを確認し合った。そして、その上で答えを伝えた。

「是非。お願いします」

「それでは、物件へご案内します。こちらへどうぞ」

私達はいざ、紹介してもらえる物件へ足を運んだ。
一軒ずつ回った。その中の一つに、気になる物件があった。

「茜、俺、ここの物件が気に入ったかも」

どうやら、美咲くんも同じことを考えていたみたいだ。私も自分の想いを伝えてみた。
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