腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「ご挨拶が遅れてすみません。こちらこそ、お邪魔するのを承諾して頂き、ありがとうございます。
私、桜庭 美咲と申します。本日はよろしくお願い致します」

「どうぞ、お座り下さい」

「失礼致します…」

リビングのテーブルの方に移動し、お母さんも一緒に四人で囲んで座った。
一気に緊張感が高まった。この先に進むのが少し怖く感じた。
でも、私にとって大切な存在の美咲くんを、両親に知ってほしいと思う気持ちもある。
心の準備を整えてから、両親に紹介し始めた。

「お父さん、お母さん。こちら私の彼氏の桜庭 美咲さんです」

言っちゃった…。恥ずかしくて、両親の顔が見れない…。

「初めまして。茜さんとお付き合いさせて頂いてます、桜庭 美咲です。
お義父様には二度目のご挨拶になりますが、よろしくお願い致します」

お父さんは優しく微笑みながら答えた。

「そうでしたね。ご丁寧にありがとうございます」

とても和やかな雰囲気が流れ始めていた。
このタイミングで言うのは心苦しいが、本題に入ることにした。
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