腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「そうだね。森さんも和真様も、笑顔で元気に活動してほしいね」

「だな。ヲタクは推しの笑顔を、一番望んでるからな」

すると、綾香の表情は一気に元気になった。私達の言葉が、綾香の胸に響いたみたいだ。
少しでも友達の背中を押せたみたいでよかったと、心から安心した。

「そうそれ!皆に分かってほしいなって思うの!」

私もそう思う。早くこの件が治まるといいなと思う。

「分かってほしいね。きっと伝わるよ。本当に好きなら絶対に…」

「俺もそう思う。好きなら、推しの気持ちを優先するのがヲタクだと思うからさ」

「二人共、ありがとう。話を聞いてもらえて、本当に感謝しています」

話したことにより、綾香の心は少し軽くなったみたいだ。
この機会を設けてよかった。また何かあったら、こうして皆で助け合っていきたいと思った。

「いえいえ。お役に立てたみたいでなにより」

「…美咲も気を遣ってくれてありがとうね」

今日、美咲くんが一番頑張った。美咲くんだって、話を聞くまでは緊張していたと思う。
それでも、勇気を振り絞って、話を聞いてくれた。美咲くんなりの優しさで。

「気にすんな。大事な友達だからな」
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