腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした


           *


朝、目を覚ますと、綾香はまだ眠っていた。
全てを吐き出したことにより、心が軽くなったのであろう。
今はまだ寝かせてあげることにした。何も考えずにゆっくりするのが、今の綾香には必要だと思ったからである。
私は一人先に起きて、洗面所へと向かった。顔を洗い、歯を磨くためである。
すると、後から美咲くんがやってきた。美咲くんも目を覚まし、顔を洗いに来たのであろう。

「茜、おはよう」

「おはよう、美咲くん」

朝起きて、好きな人と一緒に居られるのが、本当に嬉しくて。思わず笑みが零れた。

「綾香、まだ寝てるな」

「そうだね。まだ寝てるね」

「ご飯、どうする?先に二人で食べる?」

待ってても構わないが、きっと綾香が気にするので、ここは先に食べておいた方が良さそうだ。

「先に食べよっか。お腹空いてるし」

「だな。実は俺もお腹空いてる」

美咲くんもお腹が空いているみたいだし、お腹の音が鳴らないうちに、食べることにした。

「それじゃ、顔を洗ったら、ご飯の準備をしよっか」

「おう。休みの日の朝だから、手が凝ったものを作ろうかなと」

そう言って、美咲くんはすぐに顔を洗い、朝ご飯を作りにキッチンへと向かった。
私は逆にゆっくり身支度を整えた。整え終わった後、私もキッチンへと向かい、朝食作りの手伝いをしに向かった。
< 741 / 815 >

この作品をシェア

pagetop