腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「おはよう。ごめん。泊まらせてもらっている身で、寝坊して…」

綾香が目を覚まし、起きた。よく眠れたみたいで、こちらとしては安心した。

「おはよう。そんなこと気にしなくて大丈夫だよ」

「そうだぞ。気にするな。
…で、お前は何が食べたい?」

「え?そんな。朝ご飯までありがとう」

「おう。何でもいいなら、適当に用意するな」

そう言って、美咲くんはキッチンへと向かい、綾香の分の朝食の準備をし始めた。

「綾香、美咲くんがご飯の用意をしている間に、顔を洗ってきなよ」

「そうだね。そうさせてもらうね」

私の提案により、綾香は洗面所へと向かった。
朝、顔を洗うと、少し気持ちが晴れやかになる。そうなってくれると嬉しいなと、私は思った。

「洗面所、お借りしました。ありがとう。
えっと…その、新しい歯ブラシとかあったら、一つだけもらえると助かるんだけどある?
ないなら、近くのコンビニまで買いに行ってくるけど」

昨夜は遅かったこともあり、どうやら歯を磨いていなかったみたいだ。

「確か替えのが一つあったと思うから、今、出すね」

替えの歯ブラシがある所へ向かい、それを持って綾香の元へと向かった。

「はい、歯ブラシ。ごめんね。用意してなくて…」

「いやいや、急に泊めてもらったのにも関わらず、何から何までありがとう」

そう思ってもらえて何よりだ。綾香がリラックスして過ごせているみたいで安心した。
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