腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした

episode23.楽しい時間…

最近、私と美咲くんは新しい沼に落ちていた。
それは...。2.5次元という沼だ。
きっかけは数ヶ月前に公式から発表があり、アイスマが舞台化されることが決まった。
私達二人は舞台化に抵抗感がなかったため、軽い気持ちで手を出してしまった。
まさか沼に落ちるなんて思ってもみなかったが...。
早速、舞台のチケット戦争に参加し、なんとか当選することができた。
推しが次元を越えて降臨なさる...と考えただけで、嬉しすぎて溶けるかと思った。

「美咲くん。推しが目の前に現れると思っただけで、私、もう...どうにかなりそう」

思わず、美咲くんに今の気持ちを吐露してしまった。
すると、美咲くんも溜息をついてから、一言漏らした。

「実は俺もめちゃくちゃドキドキしてる。推しが目の前に...って思うだけで、このドキドキをどこにぶつけたらいいのやら...」

二人して、あまりのドキドキ感に当てられていた。
もうどうにでもなれと思うことにし、当日までなんとか乗り切ることにした。


           *


そして、舞台鑑賞当日...。
結局、二人の緊張感は消えないまま、寧ろ増えたまま当日を迎えた。
高揚した気分のまま、物販の列に並び、公演までの間、ワクワクしていた。
いざ本番を迎え、公演が始まると、ステージの上で演じる演者さんのお芝居に感動した。
推しを演じて下さる役者さんのお芝居が、推しそのもので。本当に推しが目の前にいた。
これは沼る理由が分かった。同時にまた鑑賞しに来たいと思った。
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