腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「ありがとう。二人がそう言ってくれるのなら、次回の公演の時、私も誘ってください」

一人仲間が沼に落ちる様を拝める時を、今から楽しみに待っているのであった...。


           *


新しい沼にハマりつつも、コミケの原稿は頑張った。
本当にギリギリだった。自分の計画性のなさに落ち込んだりもしたが、頑張って追い込んだ結果、なんとか落とさずに締め切りに間に合い、無事に入稿できた。
細々(こまごま)としたものもなんとか制作が間に合い、無事にコミケ当日を迎えている。
今日、無事に当日を迎えられたのは、手伝ってくれた美咲くんのお陰だ。
終わったら、たくさんお礼をしようと思う。感謝の気持ちを胸に抱きながら、作り手として頑張ることにした。

「お待たせ致しました。コミケ一日目を開催します」

場内アナウンスが流れ、コミケが開始した。
有難いことに事前にTwitterで、『スペースに遊びに行きます』や、『新刊楽しみにしてます』…など、応援のメッセージをたくさん頂いた。
そのメッセージに、私はエネルギーをもらった。これからも同人活動を頑張りたいと思った。
続けられるまでは続けたい。いつか厳しい時が訪れるかもしれないけど、それまではなんとか頑張りたい。
その後は夫婦仲良く、自分達の好きなように、趣味を追いかけ続けたい。

でも、まずは今日、全ての本を完売させることだ。
完売することが全てではないにせよ、やっぱりできれば完売させたい。
自分の好きなものを分かってくれる同士達がたくさんいるという自信にも繋がるし、好きなものをたくさんの方に共有したい。
だから、完売させたい。そうなることを信じて、私は今日買いに来てくれる人と向き合った。
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