腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「茜、美咲さん。いらっしゃい。ゆっくりしていって下さいね」

父が挨拶しに現れた。母とは対照的に、父は落ち着いていた。

「お久しぶりです、お義父様。本日はお邪魔させて頂きます。よろしくお願いします」

美咲くんが畏まった挨拶をした。お嫁さん()の父ということもあり、まだ緊張しているみたいだ。
そんな美咲くんを見て、父は優しくて微笑んでから喋り始めた。

「そんなに畏まらなくても大丈夫ですよ。リラックスしてくれると嬉しいな」

父の言葉に、美咲くんは心が救われたみたいだ。
そんな美咲くんの姿を見て、私はホッとした。

「立ち話もなんなので、上がって下さい」

父の一言により、玄関から中へ上がった。
リビングのテーブルに皆で囲んで座り、改めて新年の挨拶をお互いに交わした。

「新年明けまして、おめでとうございます」

美咲くんが両親に、新年の挨拶をした。続けて両親も挨拶をした。

「明けまして、おめでとうございます」

そして、また美咲くんが喋り始めた。

「今年もよろしくお願いします」

美咲くんが頭を下げた。両親と私も慌てて頭を下げた。
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