腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
美咲くんのお義父様は、物静かで大人しい、優しい雰囲気を纏った印象だ。
フレンドリーではないが、決して怖いといった印象はなく、ただ少しだけ話しかけづらさはある。
それでも私は、素敵なお義父様だなと思っている。

「はい。お言葉に甘えて、本日はゆっくりさせて頂きます」

私の言葉を聞き、お義父様は部屋の奥へと行ってしまった。

「二人共、上がってちょうだい。中でゆっくり話しましょ」

お義母様の一声により、私達はお家の中へと入った。
お義父様は既に、リビングのテーブルの席に鎮座されていた。
お義母様がお義父様の隣に座り、私達は向かいに座った。

「今日は遠い所から、二人共来てくれてありがとうね」

改めてお家に来てくれたことを、歓迎してくれた。
私も改めて今日、お邪魔させてもらったお礼と、新年の挨拶をすることにした。

「いえいえ。こちらこそ、お邪魔させて頂き、ありがとうございます。
お義父様。お義母様。新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」

私が新年の挨拶を済ませた後、美咲くんのご両親も新年の挨拶をしてくれた。
その時、私が改めて桜庭家の一員になったのだと実感した。

「茜ちゃん、おせちを用意したんだけど、一緒に食べない?」

私は嫌いな食べ物がないのと、おせちが好きなので、食い気味に答えた。

「食べたいです!是非、お願いします!」

私の答えを聞いて、お義母様はおせちの準備をしに、キッチンへと向かった。
私も慌てて追いかけて、キッチンへと向かった。
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