腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「私、一度挫折してるから、怖いんだと思う。もし、また夢が敗れてしまったら、その時こそ立ち直れないんじゃないかって」

もうあんな虚無感を味わいたくない。
今が一番幸せで楽しいからこそ、より比較してしまう。

「俺は逆に、一度挫折という苦労を味わっているからこそ、より強くなって、夢に対してどうしたらいいのか分かるんじゃないかなって思うけど」

その考えはなかった。そうか。一度挫折しているからこそ、自分がどうしたらいいのか分かっているのかもしれない。
そう思えたら、思考が前向きになれた。自分の気持ちに素直になれそうだ。

「そっか。なるほど。そういう考えもあるよね」

「とりあえず、やってみたいことをやってみてから、自分がどうしたいのか、今後の人生について考えてみてもいいんじゃないかなと、俺は思うよ」

私達はまだ若い。今から始めても遅いことなんてない。
勇気はいる。新しいことを始めるのに。
でも、ずっと夢見てきたチャンスが目の前にある。
手を伸ばしてみたいと思うのは、私がまだ夢を見ているという証拠なわけで。
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