腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「秋希さん、こんにちは」

竹宮さんの方から挨拶をしてくれた。私も慌てて挨拶をした。

「こんにちは、竹宮さん。本日もよろしくお願いします」

「はい、よろしくお願いします」

竹宮さんが椅子に腰かけた。いよいよ本題へと入る…。

「秋希さん、前回、話の途中で終わってしまった件なんですが、どうでしょうか?」

遠回しにペンネームの件について触れてきた。
話の触れ方が大人だなと感心した。

「はい。ちゃんと考えてきました」

鞄の中からタブレットを取り出した。文字で見せた方が話が早いから。

「あの…、私なりに色々考えたのですが、このペンネームはどうでしょうか?」

タブレットに文字を打ち、それを見せた。

秋希(あき) 茜寧(あかね)…って付けました。そもそもの秋希というペンネームなんですが、自分の本名の茜っていう名前に纏わるものにしたくて。それで調べていたら、“秋茜”という言葉を知りまして。そこから秋希と名付けました。そのことを思い出しまして。それで商業デビューするなら、本名の一部も織り交ぜたいなと思い、このペンネームを思いつきました」

字面を見て頂いたら分かるかもしれないが、一応補足させてもらった。

「…いいですね。とても素敵なペンネームだと思います」

私のペンネームを聞いて、竹宮さんは承諾してくれた。しかも素敵だと言ってくれた。

「このペンネームでいきましょう。改めまして、秋希 茜寧先生、よろしくお願いします」
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