腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
“先生”って呼ばれただけで、舞い上がってしまった。
でもその感情は、心の中だけで留めておいた…。

「はい、よろしくお願いします」

「それで…あの、今更なんですが、なんてお呼びしたらよろしいでしょうか?」

こんなことを聞かれるなんて思わなかった。
失礼かもしれないが、そんな竹宮さんを可愛いと思った。

「竹宮さんが呼びやすい呼び方で大丈夫ですよ」

私がそう言うと、竹宮さんは安心したみたいだ。
呼ばれ方について気にしたことがなかったので、竹宮さんが何て呼ぶか楽しみだ。

「それでは…、茜寧先生と呼ばせて頂いてもよろしいでしょうか?」

下の名前で呼んでくれるみたいだ。しかも先生呼び。逆に私の方が喜んでしまった…。

「は、はい。大丈夫です…」

思わず照れてしまった。
私が照れたことにより、逆に恥ずかしくなってしまい、気まずい空気が流れた。

「それでは、これから茜寧先生と呼ばせて頂きますので、よろしくお願い致します」

もうこの響きだけで、私は暫く元気にやっていけそうだなと思った。

「はい!よろしくお願いします!」
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