腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「確かに。私、超良い女よね」

綾香が明るい表情で一言、そう言った。
それはとても凛とした姿で。私の胸が打たれた。

「やっぱり綾香はかっこいいね。私、綾香が憧れの存在なんだよね」

「え?私が?茜の?」

「うん。だっていつでも自分の芯がちゃんとあって。それに向かってまっすぐ突き進んでいく姿がかっこいいの。背筋を伸ばしてまっすぐ歩くって、なかなかできないよ。綾香の心が強いのもあると思うけど、それ以上に綾香が自分に妥協しないからだと思う。自分に厳しいんだよ綾香は…」

綾香を知っているようで、まだ知らない綾香もある。偉そうに思われたかもしれない。
ただここ最近の綾香の傍に居させてもらっている身として、私は自分の気持ちを素直にぶつけた。綾香の心に届いてほしいと願って…。

「逆に茜は人に気持ちをまっすぐぶつけられるのが本当に良い武器だと思う。私はそれがなかなかできないから、私もそういう面では茜に憧れてるよ」

自分ではよく分からないが、人に言われて気づく自分の魅力。さっきも二人にそう言われ、気づかされた。
言葉は時に刃にもなるので、人を傷つける方の意味ではなく、良い意味で私の言葉が人に刺さると知り、安心した。
これからも人に優しい人でありたい。温かい言葉や作品を紡いでいけるように。

「そう言ってもらえて嬉しい。私達、お互いにお互いを高め合える存在なんだね。良い関係性じゃん」

お互いを高め合える存在はなかなかいない。貴重な存在だ。お互いにそう感じているからこそ、これからも大事にしたいと思っているし、良い関係性が続くことを願っている。
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