腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「任されました。何か買ってきて欲しいものや、作って欲しいものとかある?」

原稿を描いている最中は体力と頭を使うので、糖分補給がしたい。
なので、できれば甘いものとコーヒーが欲しい。

「美咲くんの無理のない範囲内で大丈夫なんだけど、甘いものが欲しいかな。それと眠気覚まし…といえば聞こえはいいんだけど、甘いものに合う飲み物としてコーヒーが欲しいかな」

今はこれといってして欲しいことが特に思い浮かばない。後々になって色々出てくるとは思うが、今は甘いものが食べたい気分なのと、疲れた時に甘いものがあればいいなと思うくらいだ。

「分かった。近所に良いお店があるから、俺も食べたいし買ってくる。だから少しの間、留守にするな」

わざと私を一人にする時間を作ってくれたのであろう。差し入れを買いに行くためでもあるが、今から原稿を描く私に気遣って、私が一人になれる時間を作ってくれた。
さり気ない気遣いに、いつも本当に助かっている。これから先も美咲くんのさり気ない気遣いにたくさん助けてもらう予感がした。

「ありがと。差し入れのお遣いをお願いします」

「はいよ。そんじゃ行って来ます」

「行ってらっしゃい」

美咲くんはそそくさと家を出て行ってしまった。私がすぐに原稿に取り掛かれるようにしてくれたみたいだ。
その心遣いに免じて、私はすぐに自室に篭り、原稿に取り掛かった。
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