腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「お待たせ。茜が頑張ったご褒美に、俺から約束の甘い差し入れです」

目の前に差し出されたのは、苺のショートケーキだった。

「ありがとう…。美味しそう……」

「お祝いも兼ねて、ケーキにしてみました。あとは適当に作業のお供用に買ってきたものもあるから、後で確認してみて。足りないものがあれば俺が後で買ってくるから」

何から何まで…。本当に感謝しても感謝しきれない。美咲くんのお陰でなんとか修羅場を潜り抜けそうだ。
差し入れもだが、美咲くんの優しさが何よりも私の心に大きな栄養剤となっている。
一番の差し入れは美咲くんだ。私には美咲くんがいないとダメだなと改めてそう思った。

「ありがとう。助かります」

「俺にできることをやってるだけだから。茜のためになってるならそれだけで嬉しい」

もう充分過ぎるくらいだ。こちらとしては常に私のためになっている。

「美咲くんは何もしなくても、傍に居てくれるだけで充分、私のためになってるよ」

それだけ美咲くんは私の中で特別な存在だ。だから私は美咲くんと結婚した。
人生で特別だと思える人はなかなかいない。素敵な人に出会えたことに心から感謝した。
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