腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
お互いに数十秒ほど見つめ合う。気がついたら自然に唇を重ね合っていた。
イチャイチャしている場合ではない。今はただ休憩しているだけだ。
でも我慢できなかった。彼の甘い熱を求めてしまった…。

「ごめん。大変な時にキスしちゃって…」

キスしたのは美咲くんだけのせいじゃない。私だって雰囲気に流されたので同罪だ。
それに今、美咲くんとキスしたので元気になった。心も身体も。

「いいよ。私もしたかったし」

「本当…?俺に気を遣ってない?」

「遣ってないよ。本当だよ」

このまま甘い雰囲気に流されてイチャイチャしたいところだが、私にはまだやらなきゃいけないことが残っている。ここまでだ。これ以上はできない。

「そっか。それなら良かった」

最近、あまり夫婦らしい営みをしていない。きっと美咲くんは我慢しているに違いない。
でも手を出してこない。今日久しぶりにキスしたくらいに…。
ダメだ。頭の中が煩悩だらけだ。今は漫画に集中しないといけないのに。
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