腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「で、綾香からは何て返事が来たんだ?」

私の様子を見兼ねて、美咲くんの方から声をかけてくれた。きっと察した上で敢えて聞いてきたのであろう。

「今夜、電話しない?って誘われました…」

もうその先の言葉を聞かずとも、美咲くんが何て言うのか安易に想像できる。
私はそれが寂しいと感じた。その時点で私の方が欲していたのだと気づかされた。

「そっか。三人で電話できるといいな」

やっぱりそうなった。その選択を選ぶ方が良いってことは重々承知だ。
でも久しぶりに触れ合ってしまい、物足りないと感じてしまった。この気持ちをどこにぶつけたらいいのか分からない。
今ダメかな?まだ時間あるし。少しだけならいいよね…?

「そんな顔しなくても大丈夫だよ。近々時間作ってしたいね」

心の中を覗き込まれているのではないかと錯覚してしまうくらい、今の私の心の中を読まれた。
きっとそれぐらい、顔に出ていたのであろう。恥ずかしいが、今はまた近々触れ合えることの方が嬉しかった。

「うん。そうしたいね…」

事前に宣言することではないが、今回は特別だ。それぐらい私達は今、お互いを欲している。
美咲くんも私を求めていることが嬉しかった。それだけで今は物足りなさを少し解消できた。
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