腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
それも一理ある。好きなことを仕事にしているからこそ、仕事をすることが生きがいでもある。

「仕事をするのも大事ですよね。それも自分のやりたいことですから」

『そうね。自分のやりたいことを仕事にさせてもらってるから、有難いことよね』

こういう時、同業者の先輩が傍に居てよかったなと思う。気持ちを分かち合えることが本当に嬉しい。

「そうですね。本当に有難いです」

完全に仕事の話で盛り上がっていたため、本来の目的を忘れそうになったタイミングで綾香が登場した。

『お待たせ。少し遅れました』

いつも思うのだが、綾香のタイミングって絶妙だ。まるでずっとどこかで会話を盗み見ていたかのように。

「お疲れ様。待ってたよ〜」

『綾香ちゃん来てくれて嬉しい。私も待ってたよ』

『そう言ってもらえて何よりです。それで茜、報告したいことって?』

綾香はいつでも直球だ。遠回しには聞いてこない。そこが結構、私は好きだ。

「綾香も来たことだし、早速本題に入るね。実は…」

少し溜めを作ってから告げた。二人にずっと伝えたかったことを。
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