腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「…まぁこれも自分の都合の良い言葉を言ってるだけに過ぎないんだけどね。いつか私もそういう日が来ると信じてるからさ。いざそうなった時に先にお手本がいた方が楽というか、私もこのままでいいのかなっていう焦りもあるし。まだ連載を勝ち取れたわけじゃないけれど、正直現段階で書店の仕事を辞めた方が漫画に集中できるから、その方が早く連載を勝ち取れるんじゃないかなって、つい考えちゃう時があるんだよね」

その気持ちはよく分かる。私も連載を勝ち取れるまでの間、ずっと同じことを考えていた。
でも悔しいから辞めない。ちゃんと連載を勝ち取ってから辞めたい。それまでは意地でも続けたい。今の形を。
それに本当に勝ち取れる人は言い訳なんてしない。どんな環境であれど結果を残すことができる。
たくさん悩むけど、悩んだ分頑張ろうという気持ちが湧いてくる。桜子さんは今、歯痒い気持ちであろう。あともう少し…という寸前でいつも夢を掴めずにいるから。

「桜子さんの気持ちは痛いほど分かるよ。だって私も同じ気持ちだから。皆それぞれ悩んでいることがあって。それに対して答えがないの。だって自分で決めないといけないから」
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