腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「い、いいよ。でもあんまりジロジロ見ないでね…」

少し勇気を出してみた。でもまだ恥じらいは少しだけ持っていたかった。

「それは難しいな。好きな人の裸を目の前にして、見ない男はいないからね」

そう言われてしまうと、ダメとは言いづらい。
美咲くんはずるい。私がダメと言えない状況を作る。

「そう言えば許してもらえるって思ってるでしょ?」

「バレた?でも本音だよ?好きな人の裸だから見たいって思うのはね」

それは私も同じだ。好きな人のじゃなければ見たいとは思えない。

「もう分かったよ。許してあげる」

「ありがとう茜。今日はたくさん愛し合おうね」

あまりこういったことは二人共恥ずかしがり屋なので、そんなに時間を割かない。それよりも一緒にヲタ活。それが私達夫婦の形だった。
まさか自分にティーンズラブみたいな展開が訪れるなんて思ってもみなかった。
これは今後、仕事に使えるかもしれないと思う私は色気の欠片もなかった。

「美咲くん頑張ってね。バリタチ並みの攻めを期待してるよ」

少し煽ってみた。軽く揶揄うつもりで。

「そうか。よーく分かった。茜には煽った責任を取ってもらおうかな。俺の本気を見せるから」

ってきり恥ずかしがるかと思いきや逆効果だった。でも美咲くんの本気を見てみたい自分もいた。

「いいよ。本気を見せてよ」

「あとで後悔しても知らないからな?今夜は楽しみだな」

どうなってしまうのだろうか。楽しみでもありつつ、怖くもあった。
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